NY州知事、運行の改善指示 グラントセントラル・マディソン駅開業で混乱

 

 

NY州知事、運行の改善指示

グラントセントラル・マディソン駅開業で混乱

 

6日午後、グランドセントラル・マディソン駅で撮影(Photo: 本紙)
6日午後、グランドセントラル・マディソン駅で撮影(Photo: 本紙)
6日午後、グランドセントラル・マディソン駅で撮影(Photo: 本紙)

 

 ロングアイランド鉄道(LIRR)は1週間前、グランドセントラル・マディソン(GCM)駅をオープンしたが、ブルックリン区行きの通勤時間がかえって長くなったという苦情が発生している。乗り換えに使われるクイーンズ区ジャマイカ駅の混雑も増している。ニューヨーク州のホークル知事は5日、6日からラッシュアワー時の増便など改善策を講じるよう指示した。ゴッサミストが伝えた。

 「LIRRの100年に1度の歴史的なサービス拡張」とホークル氏。「利用客の声を聞き、ニーズを満たし、新しいターミナルを成功させたい」と声明文で訴えた。 増便するのはジャマイカ駅からブルックリン区アトランティック・ターミナル駅までの便。GCM駅の開業で、乗り継ぎがうまくできなくなった利用客が出ている。LIRRは9分間隔の運行を目標としている。また、ジャマイカ駅での混雑解消のため、ペンステーション駅行きの17便の車両を長くする。

 ただし、ペンステーション駅行きに使っていた車両をGCM駅行きに転用するため、ジャマイカ駅で乗り換えを強いられる利用客が出てくる。LIRRのキャサリーン・リナルディ暫定社長は「利用者のパターンを分析し、今後も変更していく」としており、混乱が解消されるまで、しばらくかかりそうだ。

 


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