アントノフ社元幹部を捜査

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共同通信
ロシアの侵攻を受けて大破したアントノフ225「ムリーヤ」=2022年8月、ウクライナの首都キーウ近郊(共同)

 【キーウ共同】ウクライナ保安局(SBU)は10日、同国に侵攻したロシアが破壊した世界最大の貨物機アントノフ225「ムリーヤ」を巡り、侵攻に対する防御措置を妨害したなどの疑いで同機を製造したアントノフ社の幹部3人を捜査し、うち2人を拘束したと発表した。

 SBUによると、元最高経営責任者(CEO)を含む幹部らは侵攻の可能性が取り沙汰されていた昨年1~2月、ムリーヤが駐機されていた首都キーウ(キエフ)近郊のホストメリ空港の防御態勢を強化しようと軍当局が試みた際、許可を出さなかったなどの疑いがある。