スペシャルオリンピックスと提携強化
NY市、障害を持つ生徒のスポーツ参加で
ニューヨーク市教育局のバンクス局長は27日、スペシャルオリンピックスと提携を強化し、障害を持つ生徒のスポーツ参加を推進すると発表した。公立校生徒1700人以上に授業の一環としてバレーボールや陸上競技、バスケットボールなどを行う機会を作る。中高生のための課外スポーツリーグも発足させる。
市はこうしたプログラムに30万ドルの予算を確保。スペシャルオリンピックスも5万ドルの予算で教員やコーチのトレーニングを提供し、用具を購入する。「障壁を取り除き、スポーツを通して健康づくりを拡大したい」とアダムズ市長はコメントした。障害のある生徒とない生徒によるチーム編成も試みる。バンクス氏は「チームメートを助け、友情を育むことは、学校生活のかけがいのない体験となる」と指摘した。
スペシャルオリンピックスによると、学校でのスポーツは偏見をなくし、いじめを減らすことに役立つという。障害を持つ生徒が通うクイーンズ区リバービュー校のアスレチックディレクター、ケビン・マッケロイさんは「スポーツを始めて1カ月も経たないうちに、見知らぬ生徒に廊下で挨拶をするようになった。生徒たちはスポーツを通じて自分に自信を持つようになった」と話している。(27日、ABC7ニューヨーク)
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