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NY州のビーチ、57%がふん便汚染
下水道施設の老朽化が原因

ニューヨーク州内の約340海岸のうち、57%がふん便で汚染されていることが、環境団体の調査で明らかになった。2022年に調べたところ、半数以上で「ふん便汚染」が安全とはみなされないレベルに達した日が、少なくとも1日あったという。原因は、工場や農場などから海に流れ込んだ人間と動物の排泄物や下水。ただ、ニューヨーク市保健衛生当局のデータによれば、昨年、水質悪化を理由に閉鎖したビーチは一つだけだった。
同団体は、全米の下水道施設の老朽化に起因していると分析。「下水インフラが不十分だったり、十分な修理がなされていないため、海水に流れ込む」としている。調査によると、測定された汚染物質の大半は、下水道や個人の浄化槽から排出されたふん便に加え、工場や農場から流れ込んだ家畜の排泄物だ。
汚染された海水中で泳ぐと、呼吸器疾患をはじめ、耳や目の感染症、皮膚のかぶれを引き起こす可能性がある。全米では例年、5700万件もの症例が報告されている。
全米3100以上のビーチを対象にした調べでは、55%で「ふん便汚染」が危険レベルとなった日が少なくとも1日確認された。地域別に見ると、テキサス州東部からフロリダ州にかけてのメキシコ湾が84%。次いで、西海岸の70%、五大湖の63%だった。 (10日、ニューヨーク・ポスト)
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