トランプ氏、権力乱用を示唆

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共同通信

 【タスカルーサ共同】来年の米大統領選の共和党候補指名争いで独走するトランプ前大統領は5日、中西部アイオワ州での市民との対話集会で、大統領に返り咲いた場合に権力乱用を一切しないと約束できるか問われ「就任初日を除けばね。国境を閉鎖し(石油やガスを)掘削したいんだ」と述べた。

 米国ではメキシコと接する南部国境から流入する不法移民や、燃料価格の高騰に国民の不満が強い。大統領権限を行使して解決を図るとアピールしようとしたとみられる。再選を目指す民主党のバイデン大統領陣営は「トランプ氏が当選したら初日から独裁者になる」と批判を強めている。