飲食店「鍋を火にかけ店を出た」

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共同通信
多数の店舗が焼損した、飲食店街「鳥町食道街」周辺の火災現場=4日午前、北九州市小倉北区

 北九州市の小倉駅近くの飲食店街「鳥町食道街」周辺で起きた大規模火災で、火元とみられる飲食店の関係者が「油の入った鍋を火にかけたまま店から出ていた」と福岡県警や周囲に話していることが6日、捜査関係者への取材で分かった。県警と消防が詳しい出火原因を調べている。

 火災は3日午後3時10分ごろ、同市小倉北区のJR小倉駅から南西約300メートルあたりで発生。周囲の建物に燃え広がり、約42時間後の5日午前8時50分ごろ鎮火した。けが人はいなかった。

 市消防局の速報値では、焼損範囲は35店舗前後、約2900平方メートル。木造建築が密集し炎が広がったとみられる。