「民主主義にとって良い日」

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共同通信
記者会見に臨むエマニュエル駐日米大使=18日午前、東京都千代田区

 エマニュエル駐日米大使は18日、東京都内で記者会見し、中国が独立派と見なす与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統が台湾総統選で当選したことを巡り「有権者の70%以上が投票した。民主主義にとって良い日だった」と歓迎した。

 エマニュエル氏は、歴代米政権が台湾関係法に基づき「一つの中国」政策を維持してきたと説明。一方で「ここ(日本)にいる大使として、自分は少し違う考えを持っている」と述べる場面もあったが、具体的な内容には踏み込まなかった。

 自身が外交官の立場で対中批判を繰り返してきたことについては「中国は透明性を確保し、誠実である責任があるのに、何度も怠ってきた」と反発した。