アニメ部門に宮崎監督作品

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共同通信
映画「君たちはどう生きるか」より((C)2023 Studio Ghibli)

 米映画芸術科学アカデミーは23日、第96回アカデミー賞の各賞候補作品を発表し、長編アニメーション賞部門に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が選ばれた。最も注目される作品賞部門には、原爆開発者の葛藤を描いた映画「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン監督)がノミネートされた。

 国際長編映画賞部門に役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」、視覚効果賞部門には山崎貴監督の「ゴジラ―1.0」がそれぞれ入った。

 配給会社によると、宮崎監督作品が長編アニメーション賞部門の候補になったのは4度目。2003年に「千と千尋の神隠し」で受賞を果たしている。

 「君たちはどう生きるか」の舞台は戦時中の日本で、火災で母を失った少年が主人公。父親の再婚相手となる女性が行方不明となって捜す中、アオサギの案内で不思議な世界に迷い込む物語だ。

 「オッペンハイマー」は、今月発表された米ゴールデン・グローブ賞で作品賞など最多5冠に輝くなど、本年度の賞レースを席巻している。

 受賞作の発表・授賞式は3月10日に行われる。