福島のガス爆発、不起訴不当

Published by
共同通信
飲食店でガス爆発が起きた現場=2020年7月、福島県郡山市

 福島県郡山市で2020年、改装休業中の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」でガス爆発が起き、内装業者の男性=当時(50)=が死亡、近隣住民ら31人が重軽傷を負った事故で、福島検察審査会は、業務上過失致死傷容疑で書類送検された4人の不起訴処分を不当と議決した。23日付。

 4人は当時の店運営会社社長、ガス工事業者2人と点検機関の担当者。

 事故は20年7月30日朝に発生。福島県警は死亡した男性を含む5人を書類送検したが、地検は昨年3月、男性を容疑者死亡で、4人を嫌疑不十分で不起訴処分とした。重傷だった女性が同4月、審査を申し立てた。