口座なく、現金で給料受け取りか

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共同通信
桐島聡容疑者(警視庁のホームページから)

 1974~75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗る男が、金融機関の口座を持たず、勤務先から現金で給料を受け取っていたとみられることが29日、捜査関係者への取材で分かった。

 男は「内田洋」という名前を使い数十年前から神奈川県藤沢市の工務店で、住み込みで働いていた。口座開設時に厳しい身元の確認があるため、男が容疑者本人であれば警察の追跡を恐れ、避けたとみられる。入院先の同県鎌倉市の病院では健康保険証や運転免許証を持たず、自費で診療を受けていた。診療費も現金で支払おうとしていたとみられる。