安倍派・塩谷座長が辞職否定

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共同通信
塩谷立氏

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派(清和政策研究会)座長の塩谷立衆院議員が28日、地元の浜松市で記者会見し「誰かが辞めて幕引きをするような状態になることが問題」と述べ、離党や議員辞職を改めて否定した。

 塩谷氏は、18年~22年にパーティー券の販売ノルマ超過分として還流を受けたのは計234万円だったとし、政治資金収支報告書に記載していなかったと発表。「お金のない若手、中堅のためにそういうシステムがあるという認識はあったが、不記載が自分にもあるとは認識していなかった」と説明した。

 還流分の使途については事務所経費や交通費などの政治活動に充て、領収書もあるとした。