「サル」発言の立民小西氏が質疑

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共同通信
立憲民主党の小西洋之参院議員

 立憲民主党の小西洋之参院議員が29日、参院予算委員会の質疑に約10カ月ぶりに登場した。昨年3月、衆院憲法審査会のメンバーを「サル」に例えた発言で批判を浴び、表舞台から遠ざかっていた。この日は、自民党派閥の裏金事件を巡って岸田文雄首相を追及し「小西節」をさく裂させた。

 総務省職員時代には政治資金を担当していたとして、今回の事件を「脱税」と断言。その後も、首相自らが積極的に真相解明に関与すべきだなどと矢継ぎ早に質問を繰り出した。首相の答弁にいら立つ様子を見せながら「岸田政権を打倒して正しい政治を取り戻す。立民がその先頭に立つ」と宣言し、質疑を締めくくった。