岸田派側に罰金100万円

Published by
共同通信
谷川弥一元衆院議員

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で略式起訴された岸田派(宏池会)の佐々木和男元会計責任者(80)と、安倍派(清和政策研究会)に所属していた谷川弥一元衆院議員(82)に、東京簡裁がそれぞれ罰金100万円の略式命令を出したことが30日、分かった。26日付。原則5年の公民権停止期間はいずれも3年に短縮された。

 起訴状によると、佐々木元会計責任者は2018~20年の派閥の政治資金収支報告書に計約3千万円少なく収入を記載したとしている。

 また谷川元議員は安倍派から計約4300万円の還流を受けたのに、収支報告書に記載しなかったとされる。