街路樹伐採、強い権限か

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共同通信
ビッグモーター川崎店前の街路樹の切り株=2023年9月

 ビッグモーター川崎店前で街路樹を伐採したとして、器物損壊容疑で逮捕された同社社員の蒲原敏之容疑者(51)=福岡県志免町=が事件当時、伐採などを指示する「環境整備推進委員」に本社で唯一就いていたことが31日、神奈川県警への取材で分かった。損壊を現場に指示できる強い権限があったとみて、県警が経緯を調べる。

 容疑者と同姓同名の人物が過去に同社取締役を務めた時期があることも登記簿から判明。県警は31日、容疑者を送検した。

 環境整備推進委員は各店舗で「環境整備」の点検を担当したとされ、川崎市によると、同社は川崎店前の伐採について、同委員からの指示があったとの趣旨の説明をしていた。