「同一の災害、支援は同じに」

Published by
共同通信
新潟県の花角英世知事

 新潟県の花角英世知事は7日の定例記者会見で、能登半島地震で被災した石川県の一部地域に限定し、生活再建支援の給付を増額する政府の方針に関し、「一般的な気持ちとしては、同一の災害の中で被災された方々への支援は同じであってほしい」と述べた。

 現行の支援制度は、住宅の被害状況などに応じて被災者生活再建支援法に基づく支援金として最大300万円を支給。政府は地理的条件による特例として、石川県の一部地域の高齢者世帯などを対象に最大600万円を支給するとしている。

 花角知事は、状況に応じて特別な支援を行うことは理解できるとしつつ、「(制度に)どういうふうに肉付けされるか注視したい」とした。