名古屋の教員団体が市教委に金品

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共同通信
名古屋市役所=2023年

 名古屋市教育委員会は11日記者会見し、市内の校長会など複数の教員団体から毎年、1団体当たり5千円~3万円程度の現金や商品券を受け取っていたと明らかにした。団体側は人事で校長や教頭に推薦する教員の名簿を提出する際などに渡していたという。長年の慣習になっていたとみられ、市は近く調査を始める。

 市教委によると、名簿は校長、教頭、教務主任を推薦するもので、受け取った金品は教員採用試験後の打ち上げなどに使っていた。河村たかし市長は同日、記者団の取材に「徹底的に真相解明する」と述べた。