国際エネルギー機関、連携強化

Published by
共同通信
インタビューに応じるIEAのビロル事務局長=2023年12月、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】国際エネルギー機関(IEA)は13日に開幕した閣僚理事会で、シンガポールに地域協力事務所を設けると発表した。本部のあるパリ以外での拠点設置は初めてで、2024年下半期を予定する。経済成長が著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携を深め、再生可能エネルギーの導入に向けた取り組みを後押しする。

 IEAのメンバーは欧米を中心とした31カ国で、アジアでは日本と韓国が加盟している。シンガポールはIEAに加盟していないが、2016年に「アソシエーション国」となり協力関係にあった。