ウクライナ政変から10年

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共同通信
インタビューに応じるウクライナのヤツェニュク元首相=1月、キーウ(共同)

 【キーウ共同】ウクライナで親ロシアのヤヌコビッチ政権が崩壊した政変から22日で10年。「マイダン革命」と呼ばれる抗議デモを率いた野党指導者の一人で元首相のアルセニー・ヤツェニュク氏が21日までに共同通信のインタビューに応じ「ウクライナ征服というロシアのもくろみは10年前から変わらない」と、対抗したデモの意義を訴えた。

 2013年11月、ロシアの圧力を受けた政権がEUとの連合協定の締結準備停止を表明すると、反発した市民や野党勢力が約3カ月にわたりキーウ(キエフ)中心部でデモを展開。抗議の対象は政権による腐敗や暴力に拡大した。

 ヤツェニュク氏は、ロシアのプーチン大統領が「ソ連の復活という目的のため、ウクライナ国民とその将来を乗っ取ろうとした」と主張。市民の力を前に「ウクライナをすぐには吸収できないと悟った」と語り、ウクライナにとって「現在も続く闘いの始まりだった」と述べた。

 政変が22年のロシアの全面侵攻を招いたとの国内外の見方に対し「ロシアはロシア語話者も殺害している」と指摘した。