医療情報の共有ためらう

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共同通信
オースティン米国防長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】オースティン米国防長官が前立腺がん手術後の感染症で入院しバイデン大統領への報告が遅れた問題で、国防総省は26日、内部調査結果の概要を発表した。長官付きの担当官がプライバシーに関わる医療情報の積極収集や関係者との共有をためらったとし、「後から見れば改善すべき点があった」とした。

 職務を代行したヒックス副長官にも当初、入院の事実が知らされなかった。オースティン氏は、長官に不測の事態があった際の職務継承に関する内部指針の作成を省内に指示した。