輪島の白米千枚田、今年も耕作へ

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共同通信
地震で亀裂が生じた「白米千枚田」=1月、石川県輪島市(ドローンから)

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の棚田「白米千枚田」が今年も作付けされる見通しになった。市などでつくる景勝保存協議会が26日までに明らかにした。協議会は「生活再建が優先される段階であることは承知しているが、復興の希望の光となるべく耕作する」としている。

 千枚田は日本海に面した急斜面の棚田として知られ、国の名勝に指定されている。地震の影響で大きなひび割れや地盤が傾くなどの被害が出ている。復旧工事の進み具合を見ながら、可能な場所を選び、規模を縮小して作付けする。

 会費を負担し、田んぼの維持に協力する「オーナー制度」は継続するが、返礼品などの特典は原則なしとする。