自民、参院も政倫審開催へ調整

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共同通信
2月、会合であいさつする自民党の松山政司参院幹事長=福岡県筑後市

 自民党の松山政司参院幹事長は3日のNHK番組で、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた参院の政治倫理審査会の開催に向けて調整に入る考えを示した。「前向きに進めたい」と述べた。野党は安倍派と二階派の参院議員ら32人の審査を申し立てているが、松山氏は本人の意思確認が必要だとして対象を明示しなかった。

 開催時期は「2024年度予算案の審議を邪魔しない日程」と説明。与野党が合意すれば衆院政倫審と同様に完全公開になるとの認識を示した。公明党の谷合正明参院幹事長は「国民に見える公開の場で開催すべきだ」と訴えた。

 立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は、32人全員の出席が必要だとし「それなしに実態解明にはつながらない」と強調した。32人には安倍派の世耕弘成前参院幹事長や、立件後に自民を離党した大野泰正参院議員が含まれる。