外苑オブジェ火災、罰金50万円

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共同通信
明治神宮外苑地区

 東京・明治神宮外苑のイベント会場で16年、木製オブジェが燃えて幼稚園の男児=当時(5)=が死亡した火災を巡り、過失致死傷罪に問われた元大学生の男2人(当時18歳、19歳)のやり直し公判で、東京簡裁(三神晴彦裁判官)は5日、求刑通りそれぞれに罰金50万円の判決を言い渡した。

 2人は現在26歳で、火災当時は日本工業大の大学生だった。2人が設置した投光器にオブジェ内を装飾していた木くずが触れ、火災が発生。2人は火災を予見できなかったとして無罪を主張していた。

 火災は16年11月6日に起きた。投光器を点灯した後の午後5時15分ごろ出火し男児が焼死。助けようとした父親が重傷を負った。