「女性は家庭」修正否決へ

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共同通信
アイルランドのバラッカー首相(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】アイルランドで9日、女性の「家庭での義務」を重視した憲法条項の是非を問う国民投票が開票された。時代遅れの条項だとして修正を呼びかけたバラッカー首相は否決必至の見方を示した。時代遅れで女性蔑視だと批判された条項が憲法に残ることになる。

 国際女性デーの8日に投票された。婚姻関係を前提とした家族の再定義も問われたが、否決された。バラッカー氏は9日、結果を「全面的に尊重する」と述べた。

 開票は、家族の定義を未婚のカップルなどにも拡大するかどうかを尋ねた投票分から始まった。選管最終は賛成32.3%、反対67.7%。