両エンジンの出力低下し墜落

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共同通信
陸上自衛隊のUH60JAヘリコプター(同隊HPから)

 昨年4月、沖縄県宮古島付近の海に陸上自衛隊のUH60JAヘリコプターが墜落、搭乗者10人全員が死亡した事故で、陸自は14日、搭載されたエンジン2基の出力が37秒間に相次いで低下したため墜落したとの調査結果を公表した。いずれも明確な原因を特定できず、それぞれの不具合に因果関係はなかったとした。陸自は同型機の飛行を一部見合わせていたが、点検回数を増やすなどの再発防止策を設け、今後全面的に再開する。

 調査結果によると昨年4月6日午後3時46分に航空自衛隊宮古島分屯基地を離陸。同54分ごろ、右側エンジンで出力が徐々に低下する「ロールバック」という現象が起きたことが分かった。