被災の輪島朝市、再建へ第一歩

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共同通信
金沢市金石地区で出張開催された輪島朝市に訪れた大勢の来場者=23日午前

 能登半島地震による大規模火災で開けなくなっている輪島朝市(石川県輪島市)が23日、金沢市金石地区で出張開催した。輪島市朝市組合の組合員ら約30店が参加。輪島での再建に向けた大きな一歩となる。

 朝市のシンボルであるオレンジ色のテントも復活。海産物や能登の工芸品などが販売されるほか、飲食スペースも設けられる。会場は金沢市の漁港近くで、組合員たちは3月上旬から干物などの仕込みをしていた。

 5月の大型連休期間にも同じ金石地区での開催を予定しているほか、愛知など県外からも出張依頼が相次いでいる。

 観光名所で知られる輪島朝市は、元日の地震後の火災で約300棟が焼失した。