JR芸備線の存続訴え市民集会

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共同通信
JR芸備線の存続を訴える市民集会で、講演する日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員=24日午後、広島県庄原市

 岡山、広島両県にまたがるJR芸備線の一部区間の存廃を話し合う「再構築協議会」の初会合を前に、存続を訴える市民集会が24日、沿線の広島県庄原市で開かれた。日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員が講演し「廃線は沿線の人口減少を加速させる。赤字、黒字を基準に判断すべきではない」と話した。

 芸備線を巡っては、26日に再構築協議会の初会合が広島市で開かれ、利用が低迷している備中神代(岡山県新見市)―備後庄原(広島県庄原市)間の68.5キロを対象に存廃を議論する。存続の機運を高めようと、広島県内の沿線4市の市議有志でつくる議員連絡協議会が集会を企画し、約400人が参加した。