モスクワのテロ、被告を拷問か

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共同通信
24日、モスクワの裁判所に出廷した銃乱射テロの被告の一人(タス=共同)

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会が任命したマリアナ・カツァロバ特別報告者(ロシアの人権状況担当)らは25日、モスクワ郊外のコンサートホールで起きた銃乱射テロの被告らについて「何人かは拘束中にひどい虐待を受けたようだ」と指摘し、拷問があったとの疑惑について調査するようロシアに要求した。

 モスクワの裁判所に出廷した被告らは顔などにけがを負っていた。カツァロバ氏らは「拷問は公正な裁判や犠牲者にとっての正義を損なう」と忠告。ロシアに対し、国際法に沿って捜査を進めるよう促した。

 また、犠牲者や遺族に哀悼の意を表し「このようなテロは人権を破壊する」と非難した。