柿沢氏の元私設秘書が否認

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共同通信
東京地裁などが入る裁判所合同庁舎

 昨年4月の東京都江東区長選を巡り、柿沢未途元衆院議員(53)=公選法違反罪で有罪確定=と共謀して区議らに現金を供与したなどとして、同法違反(買収)の罪に問われた元私設秘書後藤周被告(38)は26日、東京地裁(野村賢裁判長)の初公判で起訴内容を否認した。被告は今年1月に罰金50万円の略式命令を受けたが、不服として東京簡裁に正式裁判を請求していた。

 保守分裂となった区長選で、柿沢元議員は、前区長木村弥生被告(58)=同法違反罪で公判中=を支援した。検察側の冒頭陳述によると、後藤被告は木村被告の選挙対策本部の中核として、日程管理や運転手の手配をしていた。