塩谷、世耕氏に離党勧告へ

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共同通信
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、会談に臨む(右から)岸田首相、麻生副総裁、茂木幹事長=2日午後、国会

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、党執行部は2日、安倍派の衆院側、参院側でそれぞれトップだった塩谷立、世耕弘成両氏に対し、党則に基づいて離党勧告を科す方針を固めた。岸田文雄首相が麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と国会内で会談し、最終確認した。下村博文、西村康稔両氏に党員資格停止を科す処分案も提示した。党紀委員会に諮り、4日午後に処分が決まる。首相と二階俊博元幹事長は処分対象としない。

 4人について、2022年8月に安倍派の資金還流を止めなかった責任は重いと判断した。当時塩谷、下村両氏は会長代理、西村氏は事務総長、世耕氏は参院側会長を務め、還流の扱いを8月に協議。その後、還流が復活した経緯がある。

 党の8段階の処分は重い順に除名、離党勧告、党員資格停止と続く。21年には新型コロナウイルス緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れた議員3人が離党勧告処分を受けた。

 安倍派、二階派の還流資金を政治資金収支報告書に記載しなかったのは、立件議員らを除き85人。