岡口判事へ主文後回し、弾劾裁判

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共同通信
仙台高裁の岡口基一判事

 交流サイト(SNS)への投稿で殺人事件の遺族を中傷したなどとして訴追された仙台高裁の岡口基一判事(58)=職務停止中=の弾劾裁判判決で、裁判官弾劾裁判所(裁判長・船田元衆院議員)は3日、主文を後回しにした。SNS投稿などの表現行為を巡る訴追は初めてで、罷免事由である「裁判官としての威信を著しく失うべき非行」に当たるかどうかが判断される。

 過去に罷免された7人は重大な職務違反のほか、児童買春や盗撮など刑事罰に問われたことが理由で、今回は法曹界や識者の間で裁判官の「表現の自由」の在り方などを巡り意見が割れていた。

 岡口氏は15年に都立高3年の岩瀬加奈さん=当時(17)=が殺害された事件についての投稿など計13件で訴追された。

 岡口氏は17年、SNSに「首を絞められて苦しむ女性の姿に性的興奮を覚える性癖を持った男」「そんな男に、無惨にも殺されてしまった17歳の女性」と投稿し判決文を閲覧できるリンクを記載。19年に抗議した両親に対し「俺を非難するよう東京高裁に洗脳されている」と書き込むなどした。