米国での売春あっせん疑い、逮捕

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共同通信
警視庁

 「海外出稼ぎ」と称した求人サイトを見て応募した女性を米国で売春させる目的であっせんしたなどとして、警視庁保安課は4日までに職業安定法違反の疑いで東京都品川区の会社役員臼井良夫容疑者(53)ら男4人を逮捕した。

 保安課によると、臼井容疑者は「海外出稼ぎシャルム」と題したサイトで、海外各地で売春する女性を募集し、海外の売春組織に派遣していたとみられるグループの代表で「3年間で200~300人をカナダやオーストラリア、米国に派遣した」と説明。売上金の一部は手数料として売春組織や臼井容疑者らに渡り、女性の手元に残るのは5割程度だったとみられる。

 他に逮捕されたのは東京都府中市の会社役員大原洋介(43)、大阪府箕面市の自営業田中康博(63)、大阪府枚方市の会社役員今村亮介(37)の各容疑者。

 臼井、大原、田中の3容疑者の逮捕容疑は昨年、女性2人を米国で売春させる目的で氏名不詳の人物に紹介した疑い。今村容疑者は田中容疑者から依頼を受けて作成したサイトに求人情報を掲載、うち1人の女性に閲覧させた疑い。

「海外出稼ぎシャルム」と題する求人サイト