自民、裏金事件で39人処分審査

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共同通信
上段左から塩谷立氏、世耕弘成氏。下段左から下村博文氏、西村康稔氏

 自民党は4日、派閥の政治資金パーティー裏金事件で関係した安倍派、二階派の議員ら計39人の処分を審査する党紀委員会を開いた。党執行部は、安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷立、世耕弘成両氏を離党勧告とし、同派幹部を務めた下村博文、西村康稔両氏に党員資格停止1年を科すとする方針を固めており、党紀委で妥当性を審査する。

 安倍派は長年、パーティー券販売ノルマの超過利益を議員に還流してきた。2022年に中止をいったん決めたが、8月に当時会長代理だった塩谷、下村両氏、事務総長西村氏、参院側会長世耕氏の4人が還流の扱いを協議。その後、復活させた。