イスラエル支援予算案可決

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共同通信
米ワシントンの連邦議会議事堂=2021年7月(共同)

 【ワシントン、エルサレム共同】米下院は20日、イスラエルへの軍事支援やパレスチナ自治区ガザへの人道支援として約264億ドル(約4兆800億円)の緊急予算案を超党派で可決した。イスラム組織ハマスのロケット弾攻撃に対処するための防空兵器の補充などに充てる。上院も通過すればバイデン大統領の署名を経て成立する見通し。

 イスラエルのネタニヤフ首相は「強固な超党派のイスラエル支援の表れだ」と謝意を表明した。

 パレスチナ自治政府のアブルデイナ議長報道官は「米国が戦争を拡大しようとするイスラエルに許可を与えている」と反発した。パレスチナ通信が報じた。