在ニューヨーク大韓民国総領事館の金義桓(キム・ウィファン)総領事とニュージャージー州イングルウッドクリフス市のマーク・パク(朴明根)市長が2月5日、ニューヨーク育英学園を訪問し、子どもたちと交流を深めた。

金義桓・在ニューヨーク大韓民国総領事
当日は、子どもたちが金総領事と朴市長を出迎え、児童会副会長の小堀麻絢さん(小5)が訪問に対するお礼を英語で堂々と述べた。金総領事は、「未来はあなたたちの手の中にあります。今日の皆さんは、明日の希望であり、平和と友情の架け橋になります。韓国と日本は、過去2000年の間、友人であり隣人でした。今後も両国の友情を育んでください。夢を信じて進んでください」と流ちょうな日本語で語りかけた。またパク市長は、昨年12月に行われたダブルダッチの国際大会で、ニューヨーク育英学園が3位に入賞したことにふれ、「あなたたちはイングルウッドクリフス市の誇りです。私は移民一世で、英語もネイティブでないにもかかわらず市長になれました。小さい頃からアメリカで育っている皆さんには大きなチャンスがあるので、ぜひ頑張ってください」と励ました。

金総領事(右から2人目)
歓迎式の後は岡本徹学園長の案内の下、授業を参観。金総領事は子どもたちに「英語と日本語、どちらが難しいですか? 私には両方難しいです」「どのようなアートが好きですか?」などと質問した。成田彩花さん(小4)は、「日本語は漢字、ひらがな、カタカナなど、覚えなければならないことが多いので、日本語のほうがむずかしいと思いますと答えました」と、スピーチをした小堀麻絢さんは、「スピーチをした時はすごくきんちょうしたけど、無事に言えました。その後に、キムさんが日本語でスピーチをしてくれてすごいなぁ、と思いました」(ともに原文ママ)と感想を寄せた。

今回の訪問を受けて岡本学園長は、「グローバルタレントの育成を目指すとともに、地域に根差した学園運営を目指す当学園としては、総領事と市長に訪問いただけたことを大変うれしく思う。12日には、市長によるダブルダッチ大会の表彰もあった。今後もさまざまな機会を通じて“ニューヨークならではの日本教育”に力を注いでいきたい」と述べた。また、小学部門担当の米原佑樹先生は、「子どもたちが予想していた以上に堂々としていて、とても頼もしかった」と目を細めていた。
(文:本紙、写真提供:ニューヨーク育英学園)
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