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アメリカの名門大学の間でトランプ政権の要求を拒否したハーバード大学に同調する動きが広まっている。CNNが16日、伝えた。

ハーバード大学は、トランプ政権が求める ①反ユダヤ主義の根絶 ②DEI(多様性、公平性、包括性)プログラムの廃止 ③キャンパス内の抗議活動でのマスク着用禁止 ④能力や成績に基づく採用と入学制度の改革 ⑤一部の教職員と管理者の権限の縮小―を拒否。ガーバー学長は14日、「大学は独立性や憲法上の権利を放棄しない」とする書簡を発表した。トランプ政権は同日、同大への複数年にわたる20億ドル以上の助成金および契約凍結を発表した。
これを受け、当初、政権の要求の一部を受け入れる姿勢を示していたコロンビア大学のシップマン暫定学長は同日、「政府による、当大学に損害を与え学生と地域社会の利益に資する有用な改革を妨げる可能性のある強引な介入や、教育の内容、研究テーマ、採用する人材を指示するいかなる合意も拒否する」との声明を発表。スタンフォード大学は、合衆国憲法修正第一条が保護する「教える者、教える内容、教え方、入学許可者の選択に関する大学の基本的な自由」を認めた数年前の最高裁判所の判例を挙げ、ハーバード大学の決定を支持する意向を示した。プリンストン大学も15日、「ハーバードを支持する」と表明。ガーバー学長の書簡全文を読むよう、呼びかけた。
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