ロックフェラーセンターにカラフルなジョン・チェンバレン(John Chamberlain)の巨大彫刻が登場し、行き交う観光客も注目している。

ニューヨークでは1年を通して様々なパブリックアートが展開されているが、今年春の注目は、ロックフェラーセンターに出現したジョン・チェンバレン(John Chamberlain)の巨大彫刻3点だ。
アメリカ現代彫刻を代表するアーティストで昨年亡くなったジョン・チェンバレンは、芸術とは何かを再定義した人物である。自動車の部品、アルミホイル、紙袋や発泡素材まで幅広い素材など、普通ならゴミともいえるものを用いた作品と、大胆で表現力豊かな色使いによって知られている。

展示はMnuchin Galleryとの共同企画として、4月16日に公開された。この日は奇しくも、チェンバレンの98回目の誕生日にあたる日でもある。
さらに、ロックフェラーセンター内のクリスティーズ(Christie’s)では、チェンバレンの新たな展覧会「John Chamberlain: Foil & Form」も開催中。1980年代から2000年代にかけて制作された11点の作品が展示されており、中には廃業したトンカ・トイ(Tonka Toy)工場から回収されたミニカーやおもちゃのトラックを使ったものも含まれている。この展示は4月27日まで行われ、同時にプライベートセールも開始された。
また、アートファンにとって見逃せないのが、ロックフェラーセンター内の書店McNally Jacksonで購入できるアソリーヌ社のアートブック『Living with Chamberlain』。280ページにわたってチェンバレンの作品と人生が紹介されており、こちらも展示初日の4月16日に発売された。
長年のファンはもちろんのこと、今回の展示をきっかけにチェンバレンの魅力に惹かれる人も増えるに違いない。ユーモアとスケール感にあふれた彼の世界を、春のニューヨークでぜひ体感してみてほしい。
日時
開催中~5/29(木)
場所
Rockefeller Center
(45 Rockefeller Plaza)
詳細
https://www.rockefellercenter.com/events/chamberlain-goes-outdoors-at-rockefeller-ce
文・写真/藤原ミナ
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