地下鉄に漂う独特の匂い、ゴミ袋が山積みになった通り、夜の街を自由に駆け回るネズミたち・・・。ニューヨークといえば、誰もがそんな「汚い街」のイメージを抱くが、アメリカの環境メディアHouseFreshが行った全米都市の衛生状態調査により、そのイメージを大きく裏切る驚きの事実が明らかになった。

今回の調査では、アメリカ各都市の市民通報窓口311に寄せられた衛生関連の苦情を集計。ゴミ、リサイクル、汚染問題など、サニテーション(衛生)に関する通報件数をもとに、人口10万人あたりの苦情件数でランキングを作成した。集計対象となったデータ数は、1年間で実に1230万件以上。実態に即した「本当に汚い都市」が可視化された。
◆ 気になる結果は、NYは何位?
ワースト第1位となったのは、メリーランド州のボルチモア。人口10万人あたり4万7295件という圧倒的な苦情件数で、全米最汚都市の座に就いた。
1位:ボルチモア(メリーランド州)
2位:サクラメント(カリフォルニア州)
3位:シャーロット(ノースカロライナ州)
4位:ロサンゼルス(カリフォルニア州)
5位:メンフィス(テネシー州)
ちなみに、ニューヨーク市の苦情件数は人口10万人あたりわずか3728件で、トップ10にもランクインしていない。特に、クイーンズとロングアイランドの境目に位置するニューハイドパーク(New Hyde Park)では、苦情件数がわずか176件と、非常に低い水準を保っている。
ちなみに「最も汚い都市」ランキングではトップ10圏外となったニューヨークだったが、最も汚い(通報件数が多い)エリアは発表されており、ブルックリンのフラットブッシュが選出された。歴史あるアパートや住宅街が並ぶ一方で、治安やゴミ問題、インフラの課題も重要視されている。
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