2025年5月2日 COMMUNITY 教育レポート

「春の雨に咲く桜にうっとり」 育英サタデースクール・NJ校

育英サタデースクール・ニュージャージー校(ニュージャージー州イングルウッドクリフス、半場綾子ディレクター)は4月26日、毎年恒例のお花見昼食会を開催した。今年はあいにくの雨模様となったが、園庭に咲き誇る満開の桜はしっとりとした空気に包まれ、ひときわ鮮やかにその美しさを際立たせていた。

小学部全員で記念撮影。雨に濡れた桜は、まるで水彩画のような柔らかさで園庭を彩っていた

朝から降り続いた雨に子どもたちは「外で食べられないの?」と少し残念そうな様子だったが、教室にレジャーシートを広げるとすぐに笑顔が戻った。窓いっぱいに広がる桜を眺めながら、低学年から高学年までの子どもたちが一緒に昼食を楽しむ、普段とは違った特別な時間が流れた。

「窓の外の桜、絵本みたい」「ピンクの花びらがふわふわしてる」などと桜についておしゃべりをしながら子どもたちはお弁当を広げた。食後は高学年の子どもßたちが低学年のシートをたたむのを手伝ったり、年下の子たちに声をかけたりするなど、自然な思いやりを見せてくれた。校舎の中で桜を愛でる今年のお花見は、子どもたちにとって「雨の日だからこそできた特別な思い出」となったようだ。

育英サタデースクールでは、生活科の授業の一環として桜の木をスケッチしたり、桜のつぼみを摘んで塩漬けにし、新年に桜茶として味わったりする活動にも取り組んでいる。子どもたちは「この桜でお茶ができるんだ!」と目を丸くしながら、春の恵みを身近に感じる体験を重ねている。

(情報・写真提供:育英サタデースクール・ニュージャージー校)

教室から眺める桜。自然とふれあう楽しみは、晴れの日だけのものではないことを改めて感じさせてくれる一日となった
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