2025年5月12日 Miki COLUMN

『ちょっと得するNY20年主婦のつぶやき』(3)実は知らなかった日焼け止めの「種類」

写真はイメージ(photo: Unsplash / Nathan Jeon)

最近雨の日が多いですが、そろそろ本格的に紫外線が強くなる季節ですね。皆さん、日焼け止めはちゃんと使っていますか?ご存じの方も多いと思いますが、日焼け止めって、実は紫外線のブロック方法によって大きく2つのタイプに分かれるんです。

写真はイメージ(photo: Unsplash / Nathan Jeon)

1. 紫外線散乱剤(無機系)= ミネラル日焼け止め(mineral sunscreen)

-主な成分:酸化チタン、酸化亜鉛

-仕組み:紫外線を肌の上で反射・散乱させて防ぐ

<メリット> 

-肌への刺激が少ない(敏感肌や子どもにいい)
-塗った直後から効果がある

<デメリット>
-白浮きしやすい(メイクに影響することも)
-乾燥しやすいと感じる人も

2. 紫外線吸収剤(有機系)= ケミカル日焼け止め(chemical sunscreen)

-主な成分:メトキシケイ皮酸エチルヘキシル(オクチノキサート)、アボベンゾンなど
-仕組み:紫外線を吸収し、熱などのエネルギーに変えて放出

<メリット>

-白浮きしにくく,なじみやすい

-テクスチャーが軽く塗りやすい


<デメリット>

-肌に合わないと刺激やかゆみの原因に

-塗布後すぐに効果が出ない(15〜20分前に塗るのが理想)

日焼け止め表示の意味

◼️ SPF(エスピーエフ)=Sun Protection Factor(日焼け防止指数)

-意味:UVB(紫外線B波)による炎症(赤くなる日焼け)を防ぐ効果

◼️ PA(ピーエー)=Protection Grade of UVA(紫外線A波防御指数)

-意味:UVA(紫外線A波)によるシミ・しわ・たるみなど光老化を防ぐ効果

-+の数が多いほど効果が高い(最大で4つ)

たくさんの日焼け止めが売られていますが、本当に紫外線を防げているのか確認できる「UVチェックシール」がありますね。

今回は、私の家族が普段使っている日焼け止めで実際に試してみました。

左上から、Anessa, CeraVe (mineral), Paula’s Choice, La Roche Posay
UVチェックシールは、紫外線を浴びると色が変わる仕組み。日焼け止めを塗ったシールの色の変化を見ることで、「どれだけUVをカットできているか」が一目で分かるんです!
A-Anessa,C-Cerave,P-Paula’s Choice,L-La Roche Posay.これを車のボンネットの上に置いて 日当たりの良い場所に3時間ほど置いてみました。
シールの青い色がなくなったら、ちゃんと日焼け止めが効果を発揮している証拠です。 今回使った4種類すべてのサンスクリーンで、 しっかりと紫外線をブロックできていることが確認できました.

日焼け止めを塗るコツ

十分な量を使いましょう
目安としては500円玉ぐらいの量が理想的です。

スキンケア後すぐには塗らないこと
化粧水や乳液などがしっかり肌に浸透してから(5〜10分後)塗ることで、日焼け止めが浮いたりムラになったりするのを防げます。

唇も忘れずに
唇は紫外線の影響を受けやすいので、UVカットのリップクリームなどでしっかり保護しましょう。

製造日や使用期限を確認すること
日焼け止めも劣化するため、パッケージに記載された製造年月日をチェックして使いましょう。

首や耳の裏まで丁寧に
顔だけでなく、首・耳・耳の後ろなども忘れずに塗ることが大切。

肌のトーンが濃い人や色素沈着・シミができやすい人は

ティンテッドタイプのミネラル日焼け止めの方が、紫外線だけでなく、色素沈着の主な原因となる可視光線も防ぐことができるため、より効果的です。

紫外線は曇りや雨の日でも地上に届いています。
特にUVAは波長が長く、雲や窓ガラスも通過するため、室内にいても窓際で過ごす場合は、日焼け止めを使用したほうがいいみたいですね。

【今日のひとこと】

「お金持ち」とは、お金をたくさんもっている人のことですが、「(本当に)豊かな人」とは、思い出をたくさんもっている人だそうです。どうか明日も、新たないい思い出と出会えますように。なお、くれぐれもお出かけの際には、日焼け止めをお忘れなく!

                       
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