2025年7月2日 COMMUNITY 教育レポート

グリニッチの公共施設を訪問 NY日本人学校

ニューヨーク日本人学校(コネティカット州グリニッチ、森本恵作校長)の3年生は6月10日、社会科移動教室でグリニッチ図書館とグリニッチ市庁舎を訪れた。

グリニッチ図書館でスタッフの説明を聞く子どもたち

グリニッチ図書館では、スタッフの案内の下、各フロアに備えられた本や施設を見学。部外者は立ち入り禁止の返却ボックスの裏側の部屋に入り、実際に本が返却される様子も見せてもらった。また、「どのように本を管理していますか」「たくさんのイベントをやるようになったのは、なぜですか」など、事前に考えた質問をして図書館の仕組みや工夫について学んだ。

本の返却口も見学。意外と原始的な仕組みにびっくり

図書館の後はグリニッチ市庁舎を訪れ、施設内を見学した。地下の部屋では、町に伝わる古文書や古地図に触ったりしながら学びを深めた。2019年からグリニッチのファーストセレクトマン(第一選任委員)を務めるフレッド・カミロ・ジュニアさんからも町の歴史や市庁舎の仕事について話を聞いた。子どもたちは「なぜファーストセレクトマンになろうと思ったのですか」「なぜグリニッチはアメリカの中で最も住みやすい町といわれているのですか」などと質問をした。

古地図を見て感想をメモ。昔と今ではどう変わったかな?
フレッド・カミロ・ジュニアさん(中央・奥)に質問をする子どもたち

見学活動を通して、公共施設ではどのような工夫や取り組みがなされているのかを知り、そこで働く人の思いに触れた。自分たちの学校がある町をより深く理解する貴重な機会となった。(情報・写真提供:ニューヨーク日本人学校)

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