ニューヨークでの生活では驚きが「スタンダート」と化している。筆者は28歳、昨年の夏に憧れのニューヨークにやって来た新参者だ。日本(神戸)で人生の大半を過ごしたせいか、いちいちビックリするようなことが毎日のように起こるので、文化の違いやカオスな出来事を中心にポップにつづっていくことにした。
Q. ニューヨークと言われて1番最初に頭に思い浮かべるものは?
A. タイムズスクエア、自由の女神、ブロードウェイミュージカル、高級ブランドの5番街、ティファニーで朝食を、美味しいベーグル、大きなピザ・・・
このイメージはずっと揺るぎないものだと思っていたが、最近はそうでもないみたい。久しぶりに日本に帰ってきて、友達やお世話になっている人たちに会う中で、挨拶の次に言われる言葉がある。
「物価すごいんじゃない?」
そして、そこに続くのはこの2つのスタメンたちだ。
「ラーメン3000円」「家賃50万円」
こればかりは本当に何の脚色もしていない。9割の確率で「物価・ラーメン・家賃」が飛んでくるものだから、ニューヨークの話を物価から始めないといけない悔しさみたいなのも正直ある(笑)。

でも筆者はただ “高い街” に住んでいるわけではないので、物価の話から少しでも街の面白さが伝わればと思い、「確かにラーメンは3000円だけど、向こうじゃサッと食べるものではなくて、レストラン感覚でわざわざ食べに行くものなのかも!」とか「家賃はバカ高いけれど、得られる経験を考えるとプライスレスだよ⤴︎」など、ハッピーセットのように、色々と楽しいものを付けて返すようにしている。
もちろん、3000円や50万円の話の後には、ニューヨークの本当の良さだったりを話すチャンスはあるのだが・・・。
毎度この「物価・ラーメン・家賃」問題に直面すると、自分自身もっと頑張らなければ、という結果に至る。筆者はメディアの仕事や本場のエンタメに足を突っ込んでいて、伝えたり、表現する手段があるから。
なぜニューヨークは人々を魅了するのか? ニューヨークにあって日本にないものは? さまざまな人種が集うニューヨークでの日々はどんな感じ?
いつの日か、日本に住んでいるみんながニューヨークのラーメンの価格を心配しなくていい日が来るまで、精進してやる!
筆者のプロフィール

ナガタミユ(Miyu Nagata)エディター/ダンサー
兵庫県出身の28歳。幼少期に観た「コーラスライン」をきっかけに舞台芸術の世界にどっぷりハマって以来、20年以上踊り続けている。また、日本の出版社で編集者として活躍したのち「書いて、踊る編集者」としてさらなる飛躍を遂げるため、2024年8月から拠点をニューヨークに移す。
前回のエピソード
Vol26. 日本にはあって、この街にはない “男ウケする格好”
Vol25. 万博ファッション、何を着ていけば?
Vol24. 日本人らしさとは
続きはこちらから → 過去のエピソード
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