お菓子や加工肉、甘い飲み物などの「超加工食品」を多く食べる人では、体脂肪が多く、脳の血管に関係する異常もMRI検査で見つかりやすかった。カナダのマクマスター大学医学誌Jジャマ・ネットワーク・オープン(JAMA Network Open)で発表した。

ハムやソーセージなどの加工肉。原料や製法によっては、超加工食品に分類される。写真はイメージ(photo: Unsplash / Bernd Dittrich)

「超加工食品」とは?

超加工食品は、工場でさまざまな原料や添加物を組み合わせ、風味や食感、保存性などを調整した食品を指す。スナック菓子や清涼飲料水、一部の加工肉などが含まれる。冷凍しただけの野菜は含まれず、加工された食品がすべて当てはまるわけではない。

約8800人の食生活とMRIを調査

研究では、心臓や血管の病気のない35〜69歳の8783人を対象に、食生活についてのアンケートや体脂肪の測定、脳のMRI検査などの結果を分析した。超加工食品の摂取量で四つのグループに分けて比べると、最も多く食べるグループは、最も少ないグループより体脂肪率が高く、内臓脂肪も多かった。MRIでは、本人が気づいていない小さな脳梗塞などの異常も見つかりやすかった。一方、記憶力や考える力を調べる検査の成績と、摂取量との間には、はっきりした関連はなかった。

原因の確認には、さらに調査が必要

超加工食品の摂取量と脳の異常に関連が見られたが、食品が原因とは断定できない。研究チームは、ほかの生活習慣などの影響も含め、長期間の調査で確かめる必要があるとしている。