FDNYの9.11関連死、200人に 犠牲者補填金の延長法案にも陰り

 ニューヨーク市消防局(FDNY)は18日、2001年の9.11同時多発テロでの遺体捜索や復旧作業中に、有害な粉じんなどを吸い込んだことが原因でがんなどを発症し死亡した元隊員の数が200人に上ったと発表した。
 テロ発生時に現場に駆け付け、02年に勤続32年で退職したリチャード・ドリスコルさん(73)が17日、テロ関連の疾病により死亡、200人目となった。ドリスコルさんテロ発生直後に現場に急行し、救助・復旧に当たった。FDNYは死因を「ツインタワーで有毒なガスを吸ったため」と説明している。
 16日には、07年に勤続18年で退職したケビン・ノーランさん(58)もテロ関連のがんにより亡くなっていた。
 17日には、テロの犠牲者補償基金を90年まで延長する法案の連邦上院での議決が、共和党議員によって中断された。FDNYではテロ当日、343人の隊員が殉職している。