NY新都心事業が起工 ハドソンヤード開発に期待高まる
ハドソンヤードの総面積は26エーカー(約113万平方フィート)に及び、今後はミッドタウン地区、ファイナンシャル地区に続く同区第3のビジネス中心地となる予定。
同エリアはマンハッタン区の10番街〜12番街と西30丁目〜33丁目周辺地域を指し、現在はニューヨーク州都市交通局(MTA)が所有する列車の待機場を始め、倉庫や軽工場などが集まる工業地帯となっている。
開発事業の関係者らによると、ハドソンヤードは今後、オフィススペースや高級コンドミニアムなどが建ち並ぶだけでなく、リバーフロントの公園や文化センターも併設され、ニューヨークの新都心として生まれ変わる予定だという。
ニューヨーク市に本社を置く開発業者リレーテッド・カンパニーズのステフェン・ロス氏は、「我々はニューヨークの未来を投影する新しい地域作りを目指したい」と意気込みを語った。
また、同開発事業により建設工事関連の雇用が2万3000件創出され、完成すれば数千もの正規雇用が用意されると見込まれている。
一つ目の建物は2015年にオープンする予定。