イーストウィリアムズバーグの人気ナイトスポット「ブルックリン・ミラージュ」。過去1年ほどの間に、このクラブの近くで男性3人が遺体で発見され、ナイトライフを楽しむ客を震撼させている。ニューヨークタイムズが3日、伝えた。

3人の遺体はいずれも近くのクリークに浮いていた。カール・クレメンテさん(27)とジョン・カスティックさん(27)はブルックリン・ミラージュの客。ダマニ・アレキサンダーさん(30)は近くのクィーンズのクラブ「ノックダウンセンター」を利用した。ニューヨーク市警察(NYPD)はクレメンテさんとカスティックさんは溺死で、事件性なしと断定。アレキサンダーさんについては死因を確定できていない。
ただし、家族からは捜査不十分との声が上がっている。特にアレキサンダーさんは友人に「命を狙っている奴がいる。外で待ち伏せしている」とテキストを送っている。TikTokでは連続殺人事件と指摘するビデオ投稿がバズっている。2つのクラブがあるのは工場地帯。近くに人家がほとんどなく、利用者の安全確保は必須だ。アレキサンダーさんの友人、ジョナサン・ガルシアさん(31)は「クリークにフェンスを設けてほしい。ライドシェアの深夜帯料金を下げ、催涙スプレーなどの自衛手段は一時預かりすべきだ」と訴える。
市関係者も「街灯やサインを改善。スマホの電波強度を高め、白タクも取り締まっている」と釈明。クラブでも施設外の照明を明るくし、ライドシェア専用乗り場を設営。スタッフに交通整理をさせている。
最終的には利用者の自覚にかかる。「1人では来ない。1人で帰ることもしない」と話すのは常連客のフェリペ・Gさん(30)。「暗がりに誰が潜んでいるかわからないからね。自分の体は自分で守らなければ」と続ける。ノエリ・ソトさん(23)も「信頼できる友達と来る。行きも帰りも一緒」と話している。
編集部のつぶやき「立地は、どない?」
クィーンズにあるKnockdown Centerは、全くの工業地帯にあるため、夜の道中は無人で不気味。ただ、ミュージックがワンブロック先からでも聞こえるほどなので、騒音対策、それから広さを求めての立地かも。行きも帰りも必ず何人かでUberがお勧め。(KT)
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