シティバイク、利用者数が増加
先週63万人が利用、過去最高
ニューヨーク市内で自転車を借りることができる「シティバイク」の利用者数が伸びている。先週1週間の利用者数は63万人を超え、システム導入から8年目で過去最高を記録。14日、15日は、それぞれ約10万3千人、約11万9千人となり、1日あたりの最高記録を更新した。ゴッサミストが18日、伝えている。
当局は、利用者急増の理由として、気温が暖かくなってきたことに加え、シティバイクが市内各区に拡大していることを挙げる。ただ、今年に入ってからクイーンズ区のアストリア、ブルックリン区のサンセットパーク、マンハッタン区最北端のインウッドなどに新しい乗り場ができたものの、成長が遅すぎるとの批判も出ている。
先週利用したデブラシオNY市長はマンハッタン区をのんびりと散策。昨年達成できなかった保護自転車レーンを30マイルにわたって整備する、との公約を年内に実現すると強調した。その上で「NYでは自転車ブームが起きている。私たちはこのブームを維持し、成長させていきたいと思っている」とさらなる利用促進に意欲を示した。
市長選予備選の民主党候補4人は、シティバイクに対する資金援助策を支持する意向を表明。一方で、毎日9千人しか利用していないNYCフェリーには、今後数年間で6億ドルの税金が投入されることになっている。
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