2025年5月22日 COLUMN 吉元 真優子

連載『人生が180度変わる NY発、幸運を引き寄せるプラントベースの食卓』第9回 プラントベースの基本の麺つゆ(3倍濃縮タイプ)

プラントベースの基本の麺つゆ(3倍濃縮タイプ)

気温が上がると冷たい麺類を食べる機会が増えます。市販の麺つゆは驚くほど添加物が多いので、無添加のプラントベースの麺つゆを作ってみませんか? ご自宅にある材料で簡単に作れます。

Basic Noodle Soup Broth

プラントベースの基本の麺つゆ(3倍濃縮タイプ)

INGREDIENTS
(約300ml)  15分
しょうゆ 100ml
みりん 100ml
水または昆布だし 100ml
干しシイタケ 2~3枚
昆布 5 cm角1枚
切り干し大根 少々(旨味をアップ)

DIRECTIONS
①漬け置き:干しシイタケと昆布(あれば切り干し大根も)を水100mlに入れ、冷蔵庫で最低3時間 (できれば、ひと晩)置いて旨みを引き出す
②加熱:①のだしごと鍋に移し、しょうゆとみりんを加えて中火で加熱する
③煮る:弱火にして5~10分煮込み、アルコール分を飛ばしながら旨みをさらに引き出す
④仕上げ:昆布やシイタケを取り除いて完成
*戻したシイタケや昆布は刻んで、煮物や炒め物に再利用できます。 冷蔵庫で1週間ほど保存可。
*3倍濃縮タイプなので、使用時は水で2~3倍に薄めて使ってください。 甘めにしたい場合は、みりんを120mlに調整するか、メープルシロップを小さじ1ほど追加してもおいしいです。
*水の代わりに昆布だしを使うと、さらに深みのある味になります。

BENEFITS
自家製の無添加のだしにはさまざまな利点や効能があります。
添加物による負担を軽減=一般的な麺つゆに含まれる化学調味料(MSG)、保存料、人工甘味料などを避けられます。添加物は人によってアレルギー反応や頭痛、消化不良、倦怠感を引き起こすことがあります。敏感体質のお子さんには特におすすめです。
腸内環境を整える=しょうゆやみそなどの発酵由来の調味料には発酵菌が含まれており、腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整えます。また、免疫力をアップしたり、血中コレステロールを減らします。
塩分・糖分のコントロールがしやすい=無添加で厳選した材料を使った自家製のものなら塩分を控えめにでき、高血圧や生活習慣病の予防に役立ちます。
素材本来の味を楽しめる=添加物で味をごまかしていないため、昆布、シイタケ、しょうゆなどの自然の旨味を味わえ、味覚のリセット効果も期待できます。最初は物足りなく感じるかもしれませんが、それは味覚がリセットされていく良い反応です。

吉元真優子

インスタグラム@mindfulness.kitchen.ny
プラントベース料理研究家。植物性食物の素晴らしさを日本人に伝えたいと2022年からマインドフルネスキッチンNYをスタートし、新しい食事法を紹介している。E-コーネル大学でプラントベース栄養学を修了、23年から自宅でプラントベース料理教室を開催。日本ではなじみがなく使わないようなオーガニック野菜や豆を使い、毎日の料理に栄養価の高い植物性栄養素をプラスする食生活を提案し、これまでに約200人が参加。自身も「一生使える食生活」の実践により、ストレスやリバウンドなく自然に7キロ減量。夫もメタボから卒業し12キロ減量。マインドもリセットでき、人間関係の断捨離にも成功、「これまでの人生で体調もメンタルもいちばん好調。家族の運も開けた」と実感している。夫と高校生の長男、中学生の長女と愛犬の4人家族。ニューヨーク近郊在住。

RELATED POST