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マンハッタン区上位裁判所のロナルド・ズウェイベル裁判官は19日、警官に暴行を加えた罪で今月初め、重暴行罪の有罪判決を受けた、反格差社会デモ「ウォール街を占拠せよ(OWS)」のメンバーの女性に、90日間の実刑判決と5年以下の保護観察処分を言い渡した。
セシリー・マクミラン被告(26歳)は2012年3月17日、結成半年を迎えたOWSが本拠地としていたロウアーマンハッタンのズコッティ公園で行っていたデモ抗議に参加。その際に、立ち退きを促していたニューヨーク市警察庁(NYPD)の男性警官に暴行を加えた。
被告は「その日は友人と聖パトリックスデーを祝うために、ズコッティ公園を訪れた」と説明。これまでOWSのメンバーであることを否定した上で、「園内にいた警官に右胸を触られたため、抵抗しただけ」であるとして、無罪を主張していた。
だが検察側は、被告が警察による立ち退き命令に従わず怒鳴り出し、突然、警官の目に攻撃を加えたと主張。園外に連行される被告が、警官に暴行を加える一部始終を映したビデオを証拠として提出した。
この日、傍聴席にはOWSのメンバーを中心に100人以上が集まり、被告への判決を見守った。
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