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ニューヨーク州の検事総長エリック・シュナイダーマン氏が6日に発表した報告書によると、インターネット貸部屋仲介サイト「エア・ビー・アンド・ビー(Airbnb)」を介した賃貸の多くが違法であったことがわかった。
報告書によると、同サイトを介した貸部屋の4分の3の契約が、土地区画規制やその他の法に違反しているという。また、部屋の貸し手であるホストの3分の1が一般の住人ではなく業者だった。
貸部屋市場は大規模業者が独占しており、6%の業者が総収益の37%にあたる1億6800万ドルの利益を上げていた。それらの業者が運営する貸部屋の数は、3~272部屋までと幅広く、272部屋を運営するある業者は、1日平均358・19ドルで部屋を貸し出しており、680万ドルの収益を上げていた。
同報告書は、同サイトが州検事局に4月に提出した3万5354室の貸部屋での4年間にわたる49万7322回の賃貸に関するデータを分析したもの。対象となったデータは、1回の滞在期間が30日間未満で、相部屋を除く個室のシェアに限られる。同サイトの広報担当のニック・パパス氏は、「悪質な業者の活動を阻止し、純粋に自宅をシェアしようという一般のホストを保護するための適切な規制作成をすすめるには、州検事局の協力が必要」と語っている。
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