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昨年に引き続き、グローバルに活躍するビジネスリーダーの育成に力を入れる、横浜市立南高等学校の生徒6人がニューヨークを訪問。日本からコロンビア大学公共政策大学院(SIPA)へ留学中の大学院生3人と対談した。なぜ彼らは世界最高峰の学び舎を選んだのか。話題の尽きなかった座談会の様子を取材した。

今回、話を聞いたのは一度日本での大学進学・就職を経て、SIPAに入学した、安井 立さん、渡辺 つかささん、匿名希望の男性の3人だ。三者三様のバックグラウンドをもちながらも、共通しているのは「社会人を経験してから大学院へ進んだ」という点だ。日本の高校生にとっては、なじみ薄い選択肢かもしれないが、座談会を通じてその決断の背景と目的が次第に明らかになっていった 。
なぜ社会人からコロンビア大学院へ?
生徒がまず抱いた疑問は、「なぜ一度社会に出てから海外の大学院を目指したのかという点だった。これに対し、3人は「今後のキャリアを見据え、改めて学び直したいと考えたから」と口をそろえた 。大学生の当時は将来の目標や学ぶべきことがあいまいなまま卒業したかもしれない。しかし、社会を経験することで、「自分が何を学びたいのか」、「自分に何が足りないのか」を痛感し、大学院という道を選んだという。SIPAを選んだのは、「豪華な教授陣」「公共政策に関連する授業の選択肢の多さ」、そして「ニューヨークという立地」が主な理由だったそうだ。

コロンビア大学院での「洗礼」と学びのリアル
日本で入念に英語を準備してきた3人であっても、実際の授業は想像を絶する難易度だったと語る 。「日本での知識を英語でアウトプットすることの難しさ」に加え、日本とは違い、主体的な授業の参加が評価に直結するアクティブな授業や、日々図書館に通い詰めなければならないほどの膨大な宿題や試験範囲の広さなど、過酷なまでの学びのリアルに、生徒たちは驚きを隠せない様子だった。
現役の高校生に伝えたいこと
「留学に興味があるなら、日本で準備も大切だが、まずは機会を逃さず現地に飛び込んでほしい」自ら「習うより慣れろ」を体現した3人の言葉には重みがあり、生徒たちは真剣にメモを取っていた。また、「自分の好きなことを極め、『自分は何が得意で何ができる人間なのか』をアピールできるようになってほしい」とのアドバイスも 。これはまさに、留学やその後のキャリアにおいて不可欠な「自己PR」の重要性を説くものだった。

キャリアに「遅すぎる」はない。一度社会に出て後でも、志があれば世界最高峰の門戸は開かれている。それを体現する3人との出会いは、生徒たちの未来に新たな選択肢を提示したに違いない。
取材・文・写真/Yuta Kitano
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